店長Kの歌謡曲ってどうよ?なんて書いてみた

昼なのにコンバンミー!が口癖の店長Kがとりとめもなく歌謡曲に関して語ってみることにしました。

はじめは、やはり今年最大のショックな出来事、10月筒美京平先生の死去にふれないわけにはいきません。いろんなところで追悼の言葉・番組が流れているので、あらためてその楽曲の魅力に感動している人がたくさんいることと思います。個人的なベストは何かと聞かれると多すぎて困るのですがとりあえずは、郷ひろみ「花とみつばち」を挙げておきます。

が、今回はちょっと違う視線での話。1983年初夏、日本のロックをこよなく愛する男子にとって衝撃的なことがおこりました。4月発売の早見優「夏色のナンシー」5月発売の小泉今日子「真っ赤な女の子」(両方作曲は筒美先生)どちらもオリコンチャートインしたのですが編曲者のクレジット見てびっくりするんですよ。かたや優ちゃんは茂木由多加かたやキョンキョンはというと佐久間正英の名前があるではないですか。ムーーー!うなりますよね。

この二人は、日本のプログレッシブロックをけん引してきた伝説のバンド四人囃子のメンバーなのです。私はこのバンドの大ファンも大ファンだったからです。反体制の若者の叫びみたいなところからスタートした60年代の欧米のロックシーンでしたが、かならずしも日本においてはそうではなかったけれど、少なからず仮想敵だったはずの歌謡界にこの二人が食い込んでいるというのがものすごく衝撃的だったのです。2020年の視点でみればその後のJポップ化Jロック化の流れで説明はできるんですが当時はオッタマゲーだんたんですよ。近田春夫先生の歌謡曲論が77年ころ先駆けてあるんですがそれはまた別の話ということで。

本日の名言「日本語で歌えばすべて歌謡である」By大滝詠一